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事業承継、経営承継の基本知識

何を後継者に引き継ぐのか?

経営を引き継ぐということには、経営そのものを引き継ぐこと、そして事業資産を引き継ぐことの2種類の考え方があります。

経営そのものの承継

  • 経営者として必要な業務知識や人脈等の経営ノウハウやリーダーシップ等の引き継ぎを行います。
  • 会社の精神的な柱である経営理念、価値観等を明確化し、次の世代に引き継ぎます。     

自社株式、事業資産の承継

  • 後継者の経営権を安定化させるため、自社株や事業用資産を承継させます。
  • 事業資産の承継や、経営の安定化のために必要な資金を引き継ぎます。

目に見えにくい経営資源の承継

  • 財務諸表等に現れてこない目に見えにくい経営資源
  • 企業における競争力の源泉であり、把握や承継が重要な資源です。
  • 経営理念、信用力、顧客とのネットワーク、熟練の技、ノウハウなどを知的資産などと総称されますが、この目に見えにくい経営資源の承継することが大切です。

誰に引き継ぐのか?

後継者が誰なのかによって経営承継は次のように分類されます。

  • 親族内承継
    現社長の配偶者や子供など親族が後継者となるケース
  • 親族外承継
    役員、従業員など社内で昇格し、後継者となるケース
    取引先、金融機関等外部から後継者を受け入れるケースM&A
    会社そのものを売却し、第三者に経営権を譲渡するケース  

経営承継の進め方

フェーズ1 現状分析

個人と会社の現況を確認、分析致します

◇現在の状況(役員・株主構成、定款・届出関係、諸規程等)の確認

◇決算書等をもとにした財務分析

◇相続時の資産移転を想定した相続税等のシミュレーション

フェーズ2 経営環境の整備

後継者に引き継ぐ前の経営環境の整備を支援致します

◇定款、社内規程等の法務関連の整備

◇TKCシステム(FX2、MX2等)による経理支援

◇TKCシステム(FX2、MX2等)による業績管理体制の構築の支援  
・黒字化支援  
・企業体質、収益力、資金力の強化を支援  
・中期経営計画、利益計画の策定支援  

フェーズ3 経営承継の実行

具体的な経営承継計画の実行を支援致します

◇経営承継計画の策定支援

◇後継者教育の支援

◇株式、出資金の移転の支援

・生前贈与(暦年課税、相続時精算課税)  
・事業承継税制の活用

◇出資持ち分以外の事業用資産の移転の支援

◇生命保険の活用

◇遺言作成の支援(公正証書遺言)

◇個人医院の医療法人化、個人事業の法人成りの支援

◇相続対策の支援